誰も教えてくれない男の礼儀作法 [本/未分類]
今週はあんまり濃くない本なので3冊の記事にします。
ここ3週は、3回/週ペースの飲み会が続いてるので、疲労困ぱい気味です。
なんか右のまぶたが、ときどき痙攣しています。
カラオケスナックなんか3週間で7回もいきました。なんぼ歌好きでも、あきますわ。。
まあ、仕事で日常14時間労働とかしてる人から比べると贅沢はいえませんが。。
飲み会でいろんな人の、労働環境を聞くと、みんなほんとにタフにがんばっていますね。
特に若い人。頭が下がります。
【誰も教えてくれない男の礼儀作法/10年9月初版】
このまえビートたけしが、小笠原流礼法のことを書いてたので、興味をもって読んでみました。
小笠原流礼法をひとことで言えば、「他人を不快にさせない、ふるまい」という事でしょう。
ぼくの場合は飲み会が多いので、酒席マナーなんかが気になります。
やっぱり印象に残る人がいるので。
悪いほうは、後輩なのに乾杯の時、上からグラスを合わせる輩。
先輩より先に料理に箸をつける。先輩のグラスが空いてもほったらかし、なんかです。
これは、気がついたら注意してます。40前後でこれやると、「ああ。。この人は。。」
と悲哀を感じさせてしまうのと、あそこの会社は社員教育が、できてへんな、
とか思われるのも嫌なんで。
良いほうは、だいたい野球部出身者におおいですが、背筋を伸ばして、とにかく慎み深い。
座敷なんかで正座して、「足崩したら」と言っても1度は辞退して、そこの会社の先輩が、
「あまえて、足をくずしなさい」と言われてはじめて足を崩す。
こちらまで背筋が伸びて、どんな教育をしてるんだと恐れ入ったりして。
日本の会社が、採用で体育会出身者を優先するのも(文系)目上を敬ったりする、
現代なりの礼法を叩き込まれてる、という期待感からでしょう。
以下にこころに残ったところを。
<上の立場にあるもの潔さ>
昭和まで生きた最後の大名、浅野長勲の殿様時代の逸話。
大名の食膳に虫の死骸が入っていた時、それに気がついたそぶりを周囲にみせると、
料理をつくった人は切腹の騒ぎになる。
そんなときは、無理をしてでもご飯と一緒に飲み込んだそうです。
<フランスの美食家ブリアサラヴァン>
人を饗応するということは、その人とともにいる間は、始終その人の幸福を引き受けるということである。
【ドラッカーと会計の話をしよう /10年9月初版】
『イタリアンレストランのオーナー町田純一。
経営がうまくいかない彼は、妻と娘にも見限られていた。
レストランを売り払うために向かったロスへのフライトで、
運よくファーストクラスにアップグレードした彼が席に着くと、
隣に居合わせたのは謎の紳士・西園寺だった。
町田に興味を持った西園寺は、彼に一夜かぎりの「ドラッカー会計の授業」を始める。』
この本から得られることは、準備をしているものは、
何かのきっかけで、幸せをつかむことができるという事です。
準備をしてないときっかけに気づきませんし、きっかけの後は結局個人の努力です。
また、お金を稼ぐことは人生の目的ではなく前提だということ。
豊かな人生には、必要最低限のお金が必要ですから。
簡単な流れでいくと、損益計算書(PL)の利益を信用するな。
キャッシュフローの、儲けを信用するべき。
2:8の法則(飲み屋の2月と8月が暇というやつではありません)
(社会現象において、トップ事象の2割が成果の8割をしめる。)
の8割のムダにコストをかけずに、2割に集中しよう。
<読書メモ>
・経営はマラソンのようなものだ。10キロごとのラップタイムを競う競技ではない。
だけど現代の投資家も銀行も、ラップタイムだけしか興味がないんだ。
【ビートルズの幽霊/10年12月初版】
ビートルズ誕生からジョンのダコタハウスの死までの伝記。
著者(主に経営者)がリヴァプール、ハンブルグ、ロンドン、ニューヨークと、
関係者に取材しながらの旅行記としての側面ももっています。
スウィンギン・ロンドンやヒッピーなど当時の文化の理解も深まります。
日本のビートルズ関連本は、ヨーコ贔屓が多いですが、この本は辛辣です。
関係者にインタビューして得られた、彼なりの結論なんでしょう。ヨーコへの見方が180度かわります。
ひとつ知ったことは、リンゴ以外はアイリッシュ系だったことです。
ビートルズ誕生の頃のマージービートバンドは300組いて、ほとんどアイリッシュ系だったそうです。
ソロになってからのジョンは、サンデーブラディサンデーや、
ラックオブザアイリッシュでルーツのアイルランドを歌います。
<メモ>
ペニーレイン:悪徳奴隷商人で巨万の富を得た中心人物ジェームスペニーからとった通りの名前
ジョンレノンで、ラックオブザアイリッシュ♪
虐げられて飢えに苦しんだ千年もの間♪
人々はこの地を追われた
美しく豊かな恵まれた土地から
英国の侵略者からレイプされ
ガッデム、なんてことなんだ♪
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2011-02-19 19:14
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オノヨーコに対する感情はビミョーです。
肯定も否定も出来ません。
しかし、ホワイトアルバムなどに入っている
ヨーコのひどいコーラスはやめてほしかった[落胆した顔]
by せいじ (2011-02-19 21:59)
「誰も~」は面白そうなので、Amazonでポチッとしました。[嬉しい顔]
by Contrex (2011-02-19 22:16)
せいじさんこんばんは!
イエ~バンガロ~ビル♪
以下にジョンの言葉を[犬]
「パートナーとして一緒にやろうと考えたのは、今までに
二人しかいない。ポールとヨーコだ。わかるだろう。ポールと
出会って僕の音楽は大きく進歩した。ヨーコには無理やり
アヴァンギャルドに引きずり込まれて裸にされたり、ベッドに
もぐらされたりの始末だ」
by don (2011-02-19 22:27)
Contrexさんこんばんは!
アマゾンは届くまでが、すごい楽しみですよね♪[犬]
by don (2011-02-19 22:31)
donさんの記事は毎週の新聞の書評欄を読むような習慣(ボク自身があまり本を読まないかわりに...)になっています。PLAYLOG終了後もよろしくお願いします。
礼儀作法は、いわれてみたらたしかにいろいろありますね。ビール瓶でお酌をするときは、瓶の下側から手でつかんでいることがありますが、本当は瓶の上側からつかんで、下側にはもう片方の手を軽くそえるようにするらしいですね。
わかる人には作法をチェックされているのかと思うと気を使ってしまいますね。
by 松本ポン太 (2011-02-20 10:28)
男の礼儀作法ですか、女性とはまた微妙に違ってきますね。
私も母や先輩に教えられたことはたくさんありますが、もう時代が変わってきてるので今まで普通のことがセクハラだったりしますもんね。
by mignon (2011-02-20 12:53)
虫の死骸を食べることのできる大名...こういう人に憧れます
by 人間国宝 (2011-02-20 12:57)
ポン太さんありがとうございます。新聞の書評欄は
大好きなので、恐縮します。
作法は、男の飲み会では、不要だとおもいます。
・年長者を肩書きに関係なくたてる
・周りの人を、リスペクトする。
・人の話をよくきき、自分のフィールドにきたら
おもいきりしゃべる。
をやっとけば、多少見栄え(立ち居振る舞い)が
悪くても、誰からも受け入れられると思います。[犬]
by don (2011-02-20 17:52)
mignonさんこんばんは!
小笠原流礼法によると、酒席での女性の酌は
だめだそうです。酌はあくまで男のようです。
どうしても、女性が気を使って、酌をしてくるときは、
1杯だけ頂いて、あとは男(自分)がやるもんらしいです。
まあ、現代の2次会スナックラウンジは別物でしょうが[犬]
by don (2011-02-20 17:56)
国宝さんこんばんは!
このまえ、ランチの味噌汁に食券が入ってました。
たまたま人格者と一緒だったのですが、
当たりが出たな、あしたそれ乾かして、もう一杯
飲めるな、おばちゃんには文句言わんほうがいいよ。
というような事を、やんわり言われて、そのとうりに
しました。
それで良かったかな、と思ってます。
オチなしですいません[犬]
by don (2011-02-20 18:03)