司馬さんの教え [本/文学芸術]
むかし読んだ司馬さんのエッセイの中に、物書きの極意というか、
何かを書く時、司馬さんが気をつけていることが書いてありました。
たったふたつです。
1.ひとつの記事には、ひとつのことしか書かない。
2.自分のこととか思いは抑える。
だいたいそんな内容だったと思います。
ひとつの記事にたくさんのことを詰め込むと、話が散漫になってしまうのと、
だれもあんたの薄っぺらの経験談なんか聞きたくないということか。
まあブログというもの自体が、思いっきり自我の放出なので、
参考にしつつ、若干抑える程度がいいのかなあ、とか思ってます。
なかなか難しいですけど。。
本ブログはやっぱり紹介する本が、すべてだと思います。
良書のばあいは1冊の本で書けますが、ハズレ本の場合は、
1冊ではもちません。
司馬さんの教えからは逸脱しますが、最近ハズレ本というか、
記事にならない本が多かったので、ひとやまいくら的寸評を以下に。

リーディング3.0
電子端末を使うと、場所もとらないし、どこでも本が読めて情報収集が著しく進む。
みんな新しい情報をどんどん吸収しよう!とかいう本。
この人、ぼくの中では「職業的ビジネス本作家」です。
そりゃ本田氏のような人は、泳ぎ続けるマグロのように情報を収集しつづけないと、
作家として死んでしまいます。う~ん枯渇したか。。
普通の人は、そんなに情報収集しなくても十分生きていけます。

英語は訳さず学べ
これも流行りの電子端末をつかって英語のサイトを読んでると、
ある日突然意味がわかってくるという本。
ぼくにはできへん^^
いまの時代、英語のサイトで十分に英語学習ができるというところだけは共感します。
ただ外資系で上司が外人で報告書や社内会議が英語という人なんかには、
もっと本気の学習方法が必要だと思います。
ちなみに知り合いの外資系の人間は、フィリピン人のスカイプ(5千円/月)をはじめてるようです。
スピードラーニングは、日本語だけ頭に残って英語が残らない(半年間の学習結果)、
子供は絶対に外資に買収されない会社に入れると息まいてました。
すべては音楽から生まれる
たんなる音楽エッセイ。
この人「脳科学を売りにした作家」なので音楽と脳科学の関連を期待したのですが、
自分の趣味音楽
の賛美でした。
ちなみに上述の苫米地氏も「脳科学という権威」を背景に自説をかなり強引に主張しますが、
脳科学、一種のオカルトと同じで流行りなんでしょう。
ちなみにモーツアルトじゃなくても好きな音楽(メタルでも)なら、脳はリラックスするようです。

シューカツ
これは個人的にはとても面白かったです。![[揺れるハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/137.gif)
人並みにシューカツやら、若手社員のときリクルーター経験があるので。
マスコミのシューカツをする早稲田の男女7人の物語です。
早稲田に行った、高校の部活の友人二人を思い出しました。
ひとりが日経新聞で、ひとりが「JJ」とかいう雑誌をやってた出版社に入社しました。
女性モデルを面接したとかいう話をきいて、すごくうらやましかった記憶があります。
女性誌に配属になった男性社員OBの嘆きの話がでてくるのですが、
じつは彼もしんどかったのかなあとか。。
(広告)
何かを書く時、司馬さんが気をつけていることが書いてありました。
たったふたつです。
1.ひとつの記事には、ひとつのことしか書かない。
2.自分のこととか思いは抑える。
だいたいそんな内容だったと思います。
ひとつの記事にたくさんのことを詰め込むと、話が散漫になってしまうのと、
だれもあんたの薄っぺらの経験談なんか聞きたくないということか。
まあブログというもの自体が、思いっきり自我の放出なので、
参考にしつつ、若干抑える程度がいいのかなあ、とか思ってます。
なかなか難しいですけど。。
本ブログはやっぱり紹介する本が、すべてだと思います。
良書のばあいは1冊の本で書けますが、ハズレ本の場合は、
1冊ではもちません。
司馬さんの教えからは逸脱しますが、最近ハズレ本というか、
記事にならない本が多かったので、ひとやまいくら的寸評を以下に。

リーディング3.0 ―少ない労力で大きな成果をあげるクラウド時代の読書術
- 作者: 本田 直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
リーディング3.0
電子端末を使うと、場所もとらないし、どこでも本が読めて情報収集が著しく進む。
みんな新しい情報をどんどん吸収しよう!とかいう本。
この人、ぼくの中では「職業的ビジネス本作家」です。
そりゃ本田氏のような人は、泳ぎ続けるマグロのように情報を収集しつづけないと、
作家として死んでしまいます。う~ん枯渇したか。。
普通の人は、そんなに情報収集しなくても十分生きていけます。

英語は訳さず学べ! キンドル・iPad・iPhone対応 ドクター苫米地の次世代英語脳のつくり方
- 作者: 苫米地英人
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
英語は訳さず学べ
これも流行りの電子端末をつかって英語のサイトを読んでると、
ある日突然意味がわかってくるという本。
ぼくにはできへん^^
いまの時代、英語のサイトで十分に英語学習ができるというところだけは共感します。
ただ外資系で上司が外人で報告書や社内会議が英語という人なんかには、
もっと本気の学習方法が必要だと思います。
ちなみに知り合いの外資系の人間は、フィリピン人のスカイプ(5千円/月)をはじめてるようです。
スピードラーニングは、日本語だけ頭に残って英語が残らない(半年間の学習結果)、
子供は絶対に外資に買収されない会社に入れると息まいてました。
すべては音楽から生まれる
たんなる音楽エッセイ。
この人「脳科学を売りにした作家」なので音楽と脳科学の関連を期待したのですが、
自分の趣味音楽
![[音楽]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/61.gif)
ちなみに上述の苫米地氏も「脳科学という権威」を背景に自説をかなり強引に主張しますが、
脳科学、一種のオカルトと同じで流行りなんでしょう。
ちなみにモーツアルトじゃなくても好きな音楽(メタルでも)なら、脳はリラックスするようです。
シューカツ
これは個人的にはとても面白かったです。
![[揺れるハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/137.gif)
人並みにシューカツやら、若手社員のときリクルーター経験があるので。
マスコミのシューカツをする早稲田の男女7人の物語です。
早稲田に行った、高校の部活の友人二人を思い出しました。
ひとりが日経新聞で、ひとりが「JJ」とかいう雑誌をやってた出版社に入社しました。
女性モデルを面接したとかいう話をきいて、すごくうらやましかった記憶があります。
女性誌に配属になった男性社員OBの嘆きの話がでてくるのですが、
じつは彼もしんどかったのかなあとか。。
(広告)
>>自分のこととか思いは抑える。
抑えるべきなんでしょうが、そうするとボクはブログなんて書けなくなってしまいますね...[ショック!]
by 松本ポン太 (2011-06-18 18:07)
ポン太さんこんばんは!
ご同慶の至りです。
いかに客観的に処理するかということでしょう[__わーい]
by don (2011-06-18 18:54)
>ひとつの記事には、ひとつのことしか書かない。
これが難しいんですわ・・・(^w^)
ついついあれやこれや書いちゃいます。。。。
by rtfk (2011-06-18 20:05)
rtfkさんこんばんは!
あ~今日も、ちらし寿司のようなブログやっちゃいました[__もうやだ~]
ち~らし~寿司な~ら♪ このスシタロウ~[__るんるん]
by don (2011-06-18 20:57)
いい本に巡り会うと、確かにそれ一冊で、
大量の記事というか、まとめ分が書けちゃいますね。
書く気にならない本って、確かにあります。
自分の感想すら、もてないの!!!解ります〜。
by qooo (2011-06-18 22:12)
qoooさんこんばんは!
ひょっとすると、本じゃなくて自分の感受性の問題かもしれませんが[__もうやだ~]
平均的なサラリーマン生活を送っていると、読める本は週に2~3冊、
遅筆なんで記事は週一です。時間は大切にしたいもんです[__時計][__ぴかぴか]
by don (2011-06-18 22:55)
こんばんは★
う~ん、ついあれこれ盛り込んでしまいたくなる(笑)
のがボクの悪い癖。。。by杉下右京
今日も、雨がよく降りましたねー。
・・・根が生えてしまいそうダッ!
by こしひかり (2011-06-18 23:56)
うーん、簡単そうで、難しいですね・・・(^_^;)
by seawind335 (2011-06-19 00:22)
情報を詰め込むとついあれこれ発散したくなりますよね。
しかしdonさんたくさん本読まれてますね。
by mignon (2011-06-19 00:30)
記事にしないままお蔵入りにしちゃった本、私も結構あります…[__雨]
無理に書いても締まりのない記事になるだけなら、そっと仕舞っておく方が利口なのかもしれませんね[__パスワード]
by ころとん (2011-06-19 12:47)
こしひかりさんこんにちは!
杉下右京?だれ?とおもい検索してみました。
あ~この人か。。
ひとつ賢くなりました。ありがとうございます[__わーい]
by don (2011-06-19 13:36)
seawind335さんこんにちは!
シンプルなことは、案外むつかしいですよね~[__犬]
by don (2011-06-19 13:38)
mignonさんこんにちは!
詰め込みすぎは、消化不良になっちゃいますよね。
本はそんなに多読でもありません。2~3冊/週程度です。
おっさんの暇つぶしといったところです[__犬]
by don (2011-06-19 13:41)
ころとんさんこんにちは!
>無理に書いても締まりのない記事になるだけなら、
>そっと仕舞っておく方が利口
そっと仕舞うのがむつかしいんですよねえ(笑)
おしゃべりな人間にだまっとけ!っていうようなもんでしょう[__犬]
by don (2011-06-19 13:50)
ご訪問頂いた上、コメントまで頂戴し、感謝感激です。
ありがとうございました。
物書きの極意のこと、確かにそれをお客に購入してもらって生活の糧を得ようとするのであれば、必須の心構えであろうと思われます。
様々なブログを読んでみると、中にはブログの書き手の精神的安定のために書いておられるような場合もあり、題材を注意深く厳選して有益な情報を発信しているブログとのあまりの隔たりに愕然とすることがありました。
私の場合も、ついつい興に乗って書き薄っぺらな文章をべたべたと書き連ねることになる傾向が強く、反省させられます。
by 伊閣蝶 (2011-06-19 22:37)
伊閣蝶さんこんばんは!
こちらこそご訪問ありがとうございます。
アルゲリッチやウエスなんかの記事、ついつい惹きこまれました。
司馬さんの教えを守ろうとすると、ストレスがたまってしまうので、
己の欲するところ則を超えずの境地に早く達してみたいものです。
また、よろしくお願いします[__わーい]
by don (2011-06-19 23:55)
なるほどぉ~[__!]
勉強になります。
一つの記事に一つ。
自分の気持ちを抑える。
両方耳が痛いです[__ちっ]
これから努力してみます[__るんるん]
by TAMA (2011-06-20 22:48)
TAMAさんこんばんは!
いずれ5000円札になりそうな、司馬さんが自分に課した
ルールです。ということは、司馬さんでも抑えがたい欲求[__揺れるハート]が
あったのでしょう。
ぼくら凡人が守れるわけありません。[__もうやだ~]
しかし司馬さんは守ってましたねえ。自分のこと言う時は
思いきり下から、[__右斜め上]「私事でたいへん恐縮ですが」ときますからねえ。
だから国民的作家なんでしょう。春樹さんも似たようなとこがあります。[__犬]
by don (2011-06-21 21:46)