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双日 喜多副社長の思い出 [雑記]


双日の喜多副社長が亡くなられた。
首都高での交通事故だったそうだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16HBC_W5A510C1000000/

取引先として、長く一緒に仕事をしました。
出張や会食で、数十回はご一緒したと思う。
人生のある時期、密接なつきあいをさせて頂いた。

ゴルフのライフベスト、94で回ったのは喜多さんと一緒の時だった。
喜多さんと一緒だと、すごく楽しく回れた。

韓国人相手の夜中まで続くハードな打合せも、
喜多さんが一緒にいたので乗り切れた。

北新地のママに、あなたには女難の相が出てると、
すごく落ち込む失礼な事を言われた時も、
横にいた喜多さんが、絶妙なフォローをしてくれた。

・誠実
・ユーモア
・沈着冷静
・いつもニコニコ

彼のことを悪く言う人は、ほとんどいなかった。

コップは上から見たら丸く、横から見たら四角い。
少なくとも、取引先から見た喜多さんは、丸い人だった。
みんな喜多さんが好きだった。
一流の商社マンとは、喜多さんみたいな人のことを言うのだと思う。

たしか阪大の落研出身で、絶妙な話芸から米朝に入門を誘われた、
という話を聞いたこともある。

人は死ぬとき、自分がこの世で手に入れたものは持っていけない。
死んだ後に残るのは、自分が相手に与えたものだけです。
喜多さんには、多くのものを与えて頂いた。

ここ数年は、すごく出世されてお会いしてなかったけど、
ご冥福をお祈りします。


お世話になった、取引先担当者より。  2015年5月17日






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