今週11月22日は、「ピアノの森」最新刊19巻発売日でした。

ピアノの森を読まれたことがない方に、簡単なご紹介を。

「森の端」と呼ばれる風俗街の、娼婦の息子に生まれたカイ。
ひとが蔑むこの街から、足抜けできない状況の中で、母子ともに明るく生きていきます。

そんなカイは、森にすてられたピアノがたったひとつのおもちゃでした。
カイの子供から青年への成長を描いたマンガです。

小学校編もおもしろいのですが、その後様々な人との出会いにも恵まれて、
いま19巻では、ショパンコンクールの2次予選の舞台に立っています。
かれは12人のファイナリストに残れるのでしょうか。。

このピアノの森は不定期連載なので、次巻がでるのに1年ほど待つ時もあります。
今回ははやくて4ヶ月でした。

ピアノの森の作中の演奏を読みながら、アルゲリッチやポリーニやルービンシュタイン、
アシュケナージ、ホロビッツなんかの演奏をあわせて聴いてると、なんだか幸せを感じます。

フィクションを読む場合、僕の場合は、小説よりマンガに優位性を感じます。

その世界に入るのに、小説は時間がかかりますが、マンガは一瞬で入れるからです。

同じようなスタイルのマンガ(日本人が世界に挑むまでの道のりを描く)では、

・バイクレースGP500を舞台にしたしげの秀一「バリバリ伝説」

・ゴルフのセントアンドリュースで二クラウスと死闘を演じる、ちばてつや「あした天気になれ」

・テニスのウインブルドンセンターコートの感動のラストがこころに残る、浦沢直樹の「HAPPY」
(YAWARAより、つよく惹かれる部分がある)

・世界的なロックバンドに成長する、ハロルド作石「BECK」
なんかが、名作としてこころに残っています。

日本には、優れたマンガ(ワンピースなんか)がたくさんあるので、
秋の夜長に、マンガを読むのもいいんじゃないでしょうか。
今の時代は、ツタヤディスカスなんかのコミックレンタルも充実してますしね。



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