<僕がパパに育つまで/マシューロゲリン/12年4月初版>
ママを取り戻せるなら、
この世界の何を失っても惜しくない。
どんなものでも惜しくない。
おまえ以外なら、どんなものでも。
出産の翌日に奥さんを亡くし、その後に娘を一人で育てる男の実話です。
二人は高校のときからつきあい、別々の大学に通い、8年後に結婚を決めます。
マシューはYahooのプロジェクトマネージャーに、リズは経営コンサルの会社に就職します。
二人の収入で立派な家をローンで買い、やがて赤ちゃんがリズに宿ります。
そして出産。二人は幸せの絶頂の中でしたが母体が出産に耐えられず、
出産の翌日に肺血栓で他界。その後、娘のマデリンが1歳を迎えるまでの物語です。
まずマシューはyahooの寛大な処置で7ヶ月の育児休暇をとります。
娘のマデリンは祖父母が育てるでもなく、自分で育てます。
詳しいことはわかりませんが、奥さんが亡くなり、毎月15万円ほどの養育社会保障ももらいます。
それと夫婦のいくらかの蓄えや、友人がメモリアル基金を作り600万円ほどの寄付が集まります。
こういう友人たちが助けに回ったり、基金ですぐに寄付が集まると言うのはアメリカの文化なのでしょうか。
やがてマシューは奥さんが始めていたブログを再開します。
家族や友人に近況を知らせる系のブログです。
このブログが彼の生活を一変させます。
シングルファーザーの子育て奮闘が話題になり、新聞も取り上げ多くのアクセスが集中します。
そして全国から多くの支援物資やアドバイスが殺到して、
彼だけでは消費できないので彼よりもっと困ってる人たちのために、財団を設立します。
シングルで子供を育ててる人は、世の中にたくさんいますが、美しい死別、多くの支援など、
彼はある意味幸せなのかもしれません。
マシューは育児や本書の執筆のために、結局Yahooをやめます。娘さんは今4歳です。
彼らの近況はマシューロゲリンの以下のサイトで確認できます↓
http://www.mattlogelin.com/
ルーサーヴァンドロスでDance With My Father Again
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