スシローが顧客満足度No1になった50の秘密 (扶桑社ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2010/07/29
  • メディア: 大型本



【スシローが顧客満足度No1になった50の秘密/10年8月初版】

<2009年度の顧客満足度調査結果(JCSI)>

サービス業界全体ランキング
1.東京ディズニーランド
2.ECカレント
3.あきんどスシロー
4.住信SBIネット銀行
5.シンガポール航空

外食産業
1.あきんどスシロー
2.くら寿司
3.サイゼリア
4.王将

価格への納得感
1.あきんどスシロー
2.スーパーホテル
3.ECカレント

90年代の半ば、関西がイチローブームに沸きあがる頃、
グリーンスタジアムの横の名谷に、スシローができました。
ここのすしは、安くてうまい!評判で家族で良く行きました。

神戸はここが最初だったと思います。

ふと1号店はどこだろと、この本よんでみると95年5月川西店。
そんなことはないはずとWIKIってみると、

元々、別々だった兄弟の会社(株式会社すし太郎)が合併し、
現在の商号(株式会社あきんどスシロー)となっている。
1990年代中頃には、主に兵庫地区では「スシロー」、
大阪市以北(豊中吹田周辺)では「すし太郎」、
大阪市以南では「あきんど」の店舗名が存在していた。

川西は多分すし太郎かな?
ということは「スシロー」1号店はやっぱりグリーンスタジアム横かな、ネーミングからしても。


<スシローの売れ筋1~3位を地域別に>
北海道:まぐろ、つぶ貝、大型ほたて
東北:まぐろ、つぶ貝、上本鮪大トロ
関東:まぐろ、びんとろ、上本鮪大トロ
甲信越:まぐろ、つぶ貝、上本鮪大トロ
中部:まぐろ、はまち、えびアボガド
関西:はまち、まぐろ、サーモン
中国:はまち、まぐろ、えんがわにぎり
四国:はまち、まぐろ、サーモン
九州:まぐろ、はまち、えんがわにぎり
(九州はかんぱち入れると、実質はまちが1位)

東のまぐろに、西のはまちですね!

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<スシローの概況>
売上高/年:745億円、店舗数254、1店舗あたり売上2.9億円
1日あたりの来客数は22万人、1店舗平均で800人、
1日あたりの販売量は168万皿。
社員数894人、アルバイト2万4千人(95%がアルバイト)
店長の平均年齢は29.8歳、
1店舗あたりの正社員は2~3名
1店舗あたりの所属人員は86名。




印象的なエピソードとして、
09年11月の世界ソムリエ総会の夕食会をスシロー貸切でやったそうですが、
35カ国のソムリエが2000皿うまい、楽しいと喜んだそうです。
よっぽどインパクトが強かったのか10年のチリでの総会でも、スシがほしいとか言われたらしい。
ソムリエアンケートでは、サーモンとまぐろが人気だったそうです。

2007年以降はオーナー系から、ゼンショー、ユニゾンキャピタルと株主が推移したので、
今後の経営方針はよくわかりません。

ただ近代的で効率的な経営をしてるのは確かです。
スシローの従業員教育は外部コンサルに任されてるようですが、
その人の言葉は印象的でした。

そもそも人は何のために働くのでしょうか。労働者の4大欲求というものがあります。
それは、愛されたい、認められたい、必要とされたい、褒められたい、という4つ。

この欲求が満たされることによって初めて、自立的に他人の役に立ちたいと思えるようになる。
怒ったり命令する人は、店を悪くすることはあっても、良くすることはありません。
なぜなら怒られた人は次から上司の目をうかがって働くようになり、
お客様を見なくなってしまうからです。


従業員へのメッセージはわずかに3つ。
1.自分が誰より仕事を楽しみ、一番笑顔で、一番元気良くはたらくこと
2.1日1箇所、昨日より店を良くすること
3.部下や後輩に対して1日100回以上、ありがとう、と言うこと。




恋人と別れる50の方法/ポールサイモンです。
スティーブガッドのグルーブ感のあるドラムはいいですね。



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