【月曜日の朝が待ち遠しくてワクワクする職場の話】書評と要約 [本/Biz経済]
【月曜日の朝が待ち遠しくてワクワクする職場の話/角田識之/17年10月初版】
みなさんは、会社行くの好きですか?
長いサラリーマン生活、楽しいときもイヤなときもありますよね。
ぼくはイヤなときのほうが多かったです(笑)。
日曜の夜、サザエさんみながら、ああ明日会社行くのイヤやなぁ・・
上司が最悪、同年代はライバル、残業満載のブラック、みんな怒ってる・・
どうやって処理したらいいかわからない仕事、難題、ノルマ未達・・
逆に会社が楽しいときって、どんなんだろう?
まわりにイヤな人がいない、適度な忙しさ、裁量があって自由に仕事できる。
とくに好きな人がまわりにいると楽しいですよね。
月曜日の朝が待ち遠しくてワクワクする職場なんか、あるのかなぁ・・
そう思って読んでみました。
本書の構成は2部構成。
1部が「心が温かくて泣ける19の職場の物語」
2部が「月ワク企業のつくりかた」
せっかちなんで2部から読み始めました。
うん、グーグルの話は興味深かったので、メモしとこう。
1部は、最近いろんな本でみかけるパターンです。
かぶってる話はなかったです。いろんな会社の泣ける話。新味はないけど。
大きな会社はほとんどなくて、小さな規模の会社の話が多かった。
以下に読書メモを。
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グーグルの生産性向上策
グーグルはチームによって生産性が違うことに着目した。
ビジネスが複雑化する現在、多くの業務は単独ではこなせず、チームによる共同作業が多くなる。
チーム生産性に注目した3年間の分析結果は驚くべきものだった。
・チーム編成のありかた
・チームカルチャー
・チームメンバーの能力
のそれぞれと、「労働生産性」の間には、ほとんど相関性がなかった。
しかし成功するチームは何をやっても成功し、失敗するチームは何をやっても失敗する。
頭を抱えたグーグルの人員分析部は、集団心理学を深ぼりした。
判明したのは、「他者への心遣いや同情、あるいは配慮や共感」といった、
メンタルな要素の重要性だった。
成功するチームはこれらの点が非常に上手くいっている。
「こんなことを言ったらチームメイトからバカにされないだろうか」
「リーダーから叱られないだろうか」
といった不安が限りなくゼロに近かったのだ。
これらは心理学の専門用語では「心理的安全性」とよばれるものだった。
この「心理的安全性」を実現するのに有効なものが「自己開示」だ。
自己紹介が履歴書のような表面的なものであるのに対し、
自己開示はプライバシーもさらけ出す行為。
グーグルのような先端企業はオンとオフをクールに切り分けるイメージがある。
しかし切り分けると仕事場で「仮面」をかぶって仕事をすることになる。
チーム全員が自己開示をすることによって、「本来の自分」でいられる職場が生まれる。
ただし強制開示ではないので、どこまで開示するかは本人次第だ。
日本は子どもの頃から空気を読むことが習い性になっている。
まわりの無言の期待に合わせ、恥をかきたくない、失敗したくない、の思いが強い。
正解がわかったときにしか発言しない。挑戦しない姿勢、が固定化している。
意思決定の場面から逃げない、間違ってもいいから表現する。
そのことをプラス評価する風土をつくるべき。
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自己肯定感が大切
高校生を対象とした意識調査。
Q:あなたは親に認められていますか?
A:思う。米国91%、中国77%、韓国64%、日本33%
Q:あなたは自分に価値があると思いますか?
A:ある。米国89%、中国88%、韓国75%、日本36%
日本の高校生はアメリカの高校生の3分の1しか褒められてなく、
その結果「自己肯定感(セルフイメージ)」も同様に低い。
子どもは能力の範囲でがんばるのではない。自己肯定感の範囲でがんばるのだ。
日本の高校生の自己肯定感の低さは大きな問題。かれらはいつか会社に入ってくる。
「従業員は能力の範囲でがんばるのではない。自己肯定感の範囲でがんばるのだ」
自己肯定感が高く、自信をもって取り組むと、困難な課題もクリアしていく。
従業員を賞賛することが大切。何より大切なのは直属上司のほめる力の向上。
部下の美点探しをするアンテナを磨き、小さな美点に大きな光を当てる反射神経を磨く。
会社としてシステム的に取り組む課題。
ESアンケートを定期的に取る
ES(従業員満足度)アンケートを定期的にとることで、
働き甲斐アップと離職率の低下は実現できる。
ES目標点を定め、仲間の努力、責任者の実践、会社の支援により達成していく。
また忙しい月曜日がやってきた♪
今日が日曜日だったらいいのに♪
日曜日は楽しいよね♪
昨日も彼氏とエッチしちゃった♪
バングルスで、マニックマンデイ♪
偽名使ってるけど作詞作曲はプリンス。曲は1999をパクったとプリンス談。
バングルスとバナナラマ、よく間違います。
「ちぎれたハート」はいい曲で。なんか好きです。
(関連記事)
ワークルールズ~グーグルの採用倍率、面接時の質問例など
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【爆笑する組織 会社を強くするだじゃれ仕事術/鈴木ひでちか/14年9月初版】
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【採るべき人 採ってはいけない人】要約まとめ~仕事力とは何か?
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私は会社に行くのが大好きです。
嫌いな人がいないからかも
しれません。
来月も、4人で旅行に行きます(^_^)
by 青山実花 (2018-01-20 20:06)
donさん、こんにちは^^
うーん、ニッポンの高校生、自己肯定感が低いですね!
アメリカ人は、日本のように謙遜するという感覚がないので、
自分の夫や息子がいかに素晴らしいか!みたいのを
とうとうと語るという人が多いように感じましたし(;^ω^)
やはり一緒に働く人によって、会社に行くのが楽しいかどうか、
左右されますよね~。[__猫]
by みかん (2018-01-21 11:00)
こんばんわ。
私は会社は好きなんですが、人と仕事をするのに気を遣うのが煩わしいタイプです[ニコニコ]
今はやりませんが、昔嬉々として休日に仕事をしていた時期がありました。朝~昼仕事で昼~夜ジムとかカフェとか。
今思えば青かった・・・[しょぼ~ん]
by J.S.JUN (2018-01-21 21:31)
青山実花さん、こんにちは~
それはすごく幸せだとおもいます。
ちょっとうらやましいです(笑)
[__犬]
by don (2018-01-22 12:22)
みかんさん、こんにちは~
>自分の夫や息子がいかに素晴らしいか!みたいのを
>とうとうと語るという人が多い
なんかそれ疲れそうです。
自虐で笑いを取るタイプのひとが、ぼくは好きです。
一緒にいて落ちつくというか。
自慢しいの人は、あんまり一緒にいたいと思わない^^
[__犬]
by don (2018-01-22 12:25)
J.S.JUNさん、こんにちは~
おお、すごいですね。休日出勤が苦にならない人。
そういう人尊敬します。ちょっとマゾ入ってませんか?
[__犬]
by don (2018-01-22 12:29)