二日酔いです^^; 昨晩は久しぶりに3軒もはしご酒してしまいました。で、昼はセブンイレブンのざる蕎麦が食べたくなった。うまいと評判だったので。
こりゃうまい#59130;うまい蕎麦屋のざる蕎麦が100点としたら、80点はいってます。そのへんの食品スーパーで売ってるざる蕎麦は50点ぐらい。このうまさのざる蕎麦が330円税込で買えるなら、次も二日酔いのときはこれにしょう。わさびがちゃんと溶けて、だしもうまい。
【ほろ酔い文学事典/重金敦之/14年3月初版】
酒と小説が好きな人にお薦めの本。いろんな作家が酒について書いてますが、この本ではざっと100人ぐらいの作家のいろんな作品から酒のシーンを抽出して、酒を紹介したり著者がウンチクを語ったり。
巻末に作家と作品名とこの本での掲載ページが索引として書かれているので、気に入った作家のページを読んで、さらに気に入るとその作品を図書館で借りたりするとよろしいかと。
村上春樹は3作品、開高健は2作品、椎名誠は3作品、ヘミングウェイは3作品と、やっぱり酒飲みの作家の作品は興味深いものがあります。
目次は以下。ビール、ウイスキー、ワイン、スピリッツ、カクテル&リキュール、紹興酒、日本酒の章立てです。
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以下に読書メモを。
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<ビールの王冠の発明>
ビールの王冠が一般的に使用されるようになったのは(日本では)1900年頃で、それ以前はコルクだった。(王冠は1892年米国のウイリアムペインターが発明)
<シングルモルトの歴史>
シングルモルトが商品として売られるようになったのは、そんなに古いことではない。グレンフィディック(緑の三角柱のボトル)が最初で、同業者から「無謀な試み」と笑われながら、1963年に発売した。1964年には4000ケースしか販売されなかったのに、10年後には世界で12万ケースが飲まれ、シングルモルトの約3割を占める。
<水割りの裏技>
食中酒としての素晴らしい応用術だが、日本料理に合うかどうかは疑問。裏技としてウイスキーを炭酸で割ったハイボールに、おろした生姜を少し入れる。マグロの刺身にも結構合う。
<シャンパン>
シャンパンは女性を口説くための酒と書くのは獅子文六。大正時代パリに遊学してたころの話。「シャンパンの嫌いな女は無いと云ってよろしい。シャンパンを2~3杯飲ませて、2~3べんダンスをすれば、女の肉眼心眼ともに朦朧となって、ドーデモシテクレと気前よくなるのが、少なくとも外国の規則である」
<ロマネ・コンティ>
ブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村のロマネ・コンティの畑の周囲には、特級畑(グラングリュ)がひしめく。ロマネ・コンティは面積1.8ヘクタール(サッカー場2面半)しかない。ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑の収量の上限は1ヘクタールあたり3.5キロリットルと定められている。しかしロマネ・コンティは最良の年でも3キロリットル、あまり芳しくない年だと1キロリットルまで減らす。ブドウを精選して品質の高さを守るため。いずれにしても年間生産本数は4~5千本という規模しかない。
⇒WIKIより:どんなに安くても30万円は下らず、良作年の物は1本100万円を超える事もある 。
<ボルドー>
ブルゴーニュと並んでフランスの二大産地であるボルドー。ボルドーワインの生産量の7割が赤ワイン。赤はカベルネ・ソーヴィニヨンがボルドーの代表品種。タンニンが強くまろやかにするために樽による熟成が行なわれ、メルロー、プチヴェルドといった品種を加えるのも、ボルドーの赤ワインの特徴だ。ブルゴーニュの赤ワインの多くが、ピノロワール一品種で造られるのと対照的だ。
<ブランデー>
1本のブランデーを造るにはおよそ10倍のワインを必要とする。ワインはまず蒸留によってその量を7分の1に縮め、樽で熟成させている間に25%が蒸発する。
<紹興酒>
原料はもち米で、精米、浸漬、蒸しなどの工程は日本酒に似ている。麴は米麴ではなく麦麴を使う。精米も日本酒と違いほとんど磨かない。ぬかがついたままだ。水は近くの鑑湖に湧いてくる水を使う。その結果タンパク質や糖分などの雑味が含まれ、特有の芳香が生じる。中国全土で量的に飲まれるのは、圧倒的に白酒(焼酎)のほうだ。
<贔屓の酒>
池波正太郎、山口瞳は「菊正宗」。水上勉と開高健は伏見の「月の桂」。横山大観は三原の「酔心」
飲まんとやっとられへんわ♪
しらふでおられへん♪
パッとカネ使おて歌でも歌おうか♪
医者はやめとけ言うけどな♪
リトル・ウィリーズ(ノラジョーンズがウイリーネルソンに敬意を表したバンド)でI Gotta Get Drunk♪
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