世界一即戦力な男――引きこもり・非モテ青年が音速で優良企業から内定をゲットした話
- 作者: 菊池良
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2014/08/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
【世界一即戦力な男 / 菊池良 /14年8月初版】
本屋でタイトルに引かれて読んでみた本。ふつうに面白くて一気に読めます。著者の自叙伝で、フジテレビでドラマ化もされたので知ってる人も多いと思います。
こういう本は予備知識ゼロで読んだほうが面白いので、このまま図書館で予約でもして読まれることをおすすめします。動画の下に、簡単に内容にふれたりするので、本を読まれる予定の人は動画より下は読まないほうがいいです。
夏が終わり、むしょうに聴きたくなった「夏の日の恋♪ パーシーフェイス」 いい曲ですよね。
「引きこもり・非モテ青年が音速で優良企業から内定をゲットした話」
14歳で不登校、16歳で高校中退、6年間の引きこもりをへて、22歳で東洋大学へ入学。引きこもり時代、大学時代に様々な経験をして人脈を広げ、就職活動では自己PRサイトを立ち上げ、それが大きな話題となって見事就職が決まります。
第1章は高校中退後の引きこもりのディープな生態
第2章は作家の水野敬也、演出家の古谷雄作に憧れ、2人に近づこうと行動を起こすまで
第3章は引きこもりを脱出し大学生になるまで
第4章は学生時代にフリーランスを目指して失敗する話
第5章は迷走しいろんな事に手をだす話
第6章は就活シーズンになりウェブサイトを形にしていく話
第7章はウェブサイトを公開し内定を獲得するまで
著者は元ニートですが、それなりに友人関係を築いて、友人知人関係が彼を助けたりします。やっぱり人脈って大切ですよね。
ちなみに彼の就活自己PRサイトは以下。
http://www.sokusenryoku.me/
彼に音速で内定を出したLIG社のホームページ。
http://liginc.co.jp/
読んでると、著者が心酔してる水野敬也の本を読んでるような感覚になります。そういう意味では文筆力がある。
とくに残すような読書メモはないのですが^^少しだけ読書メモを。
・文明というのは緊張から逃れるために発展していく。
ファミレスで店員に話しかけるのが緊張する⇒ボタンを押せば来るようにしよう
そもそも注文するのが緊張する⇒事前に食券を自動販売機で買うようにしよう
家を出るのが緊張する⇒ネットで買えるようにしよう
・一般的に就活で必要だと言われている能力は、コミュニケーション能力と素直さ、そして頭の回転の速さ
・「語りえぬことには、沈黙しなければならない」 byウィトゲンシュタイン
沈黙は金♪
トレメローズでサイレンス イズ ゴールデン♪
デッカレコードのオーディションで、ビートルズに競り勝ったトレメローズ。オーディションの時のビートルズは調子が悪かったようですが。。その後のジョージマーティン(プロデューサー)との出会いを思えば、デッカのオーディションで落とされたことは、ビートルズにとっては幸運だったというべきかも。人生何が幸いするかわからないですねぇ。
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