「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書)
- 作者: 細野 真宏
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2009/02/27
- メディア: 新書
<未納が増えると年金が破綻するってだれが言った?/細野真宏>
この本によると、年金は破綻しないとのこと。
以下に、要旨をかいておきます。
・未納率40%は第1号(自営業)の事。全体では未納者は5%未満 (308万人/7012万人)
・年金は仕送方式であるが、未納分は積立から十分補填できる。
・未納者自身が大損。年金は税金の補填があるので、払った分より多くもらえる。
税金の払い損になる。義務ではなく権利なのです。
・ただし少子高齢化により税負担分が消費税で1%UP必要。
・完全税方式(日経と経団連のおす)は、ほとんどの世帯で負担増。
移行する場合、厚生年金の会社負担分がなくなるので。
・年金より医療介護の負担が大きい。2025年には、少子高齢化により、消費税3%UP必要
・高齢者の医療費3割負担を1割に軽減するのは、消費税0.3%UPですむ。
・食料品の税率を5%に据え置き、その他を10%にすると、
家計調査による食料費は2割なので、9%になる。
さすがに受験生の神様、カリスマ講師の細野真宏、物事の本質をとらえて、
わかりやすくキャッチーな説明です。(パンダとコアラのマンガで説明)
この本は、新書で200Pたらずなんですが、4章の70Pだけが年金問題で、そこだけ読むといいです。
そこは学校で、プリントにして配って授業で教えてもいいと思う。
特に化粧された世界史なんか教えてる時間があれば。。
3章はサブプライム問題を、マンガで説明してます。
知らない人はこの説明はわかりやすいので、おすすめです。
図書館で15人まちでようやく読めました。
年金、医療介護に関する不安がわずか20分くらいの読書で一掃された。
POCOのさわやかな歌をどうぞ♪
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