まぎれもない傑作 by養老孟司
とんでもない傑作 byカズオイシグロ
英国人の探検家が、全財産を投げ打って、
コンゴの奥地のテレ湖に、ピグミーに伝わる幻の恐竜を探しにいく探検記です。
ぼくはアフリカの文化や呪術、動植物のことは全然しらなかったので、それなりに楽しんで読めました。
ただし約400ページ×上下刊なので相当なボリュームがあります。
日常描写は秀逸なのですが、盛り上がりには欠けます。
とにかく衛生面が最悪で、マラリアやら南京虫やらアリやら蜂やら、血を吸うハエやら・・
たまらん環境ですね。
生死が隣り合わせの場所では、人々はスピリチュアルになるのでしょう。
命の源はボロにあるそうです。ボロにはあらゆる創造の力が秘められている。
すべての霊がここから姿かたちを得る。呪いの源もボロにある。ボロとはリンガラ語で・・・
ポールサイモンでアンダーアフリカンスカイをどうぞ。
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