日本語防衛論

  • 作者: 津田 幸男
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/04/13
  • メディア: 単行本


【日本語防衛論/津田幸男/11年4月初版】
世界の言語は急速に消滅しています。

①世界で2週間に1つの言語が消滅している。
②この500年で地球上の言語は半減している。

言語学者の今後の予測としては、
①21世紀の末までに、地球上の90~95%の言語が消滅する。(50%前後とする説もある)
②500年後世界にはたったひとつの言語しかない。


いま日本には外来語があふれています。
ショッピングモールにいけば、店名は英語、流れてる音楽は洋楽と、
視覚的にも聴覚的にも「英語空間」です。

雑誌の語種比較でも、40年間で外来語は3.5倍に増えています。
モチベーション、インフラ、コンセプト、コンテンツ・・・・
明治の人のように、外来語を積極的に和製漢語に置きかえる人はいません。

2008年の調査では、TOEICのスコアと年収はほぼ比例しているようです。
また平成25年から高等学校の英語の授業は「英語で教えるのが基本」となります。

英語支配の流れが止まらない中、楽天、ユニクロが「英語社内公用語化」を発表しました。
各種調査によると、老若男女、賛成派は2割台に留まってます。

著者は憤り両社の社長に手紙を書きましたが、返事は無いようです。手紙の骨子は以下
①英語がかっこいいという認識がますます深まり、日本語・日本文化の軽視につながる
②英語母語話者や旧植民地国などの第二言語話者に圧倒的有利になり、日本人に不利になる
③日本人の言語権の侵害につながる

みなの思いと反対の方向(英語支配)に流れていっていますが、
どうやって日本語を防衛していくか、簡単な戦略は以下。

①日本語本位の教育の確立(小学校の英語教育の即刻中止)
②日本語を国際語にする(目指せ国連の公用語)
③日本語保護法の策定で日本語を護る(民主党では無理)
④日本を宣伝する(アニメ他)
⑤日本では日本語を使おう

詳細は述べませんが、だいたいイメージできると思われ。
⑤がいいですね。

日本では外人に話しかけれられても、日本語で応えて外人の意識を変えようというもの。
文化庁の調査によると、日本人の8割は「外国人は日本語を話すべき」と思っているのに、
外人の半数は英語で話しかけてくるそうです。

外国人の蛮行を許してはいけません。日本人自身がまず「日本では日本語を使う」を実践し、
外国人に「地域性の原理」をわからせないといけません。

⇒よっぽど弱者の外人ならば、英語で対応するべきとは思いますが、
横柄な外人にはもっと多くの日本人が「外国人には日本語を使う」と強く決意し、
それを実践することを願います。


吉田松陰の歌を

備えとは
艦や砲とのいいならず
この敷島の大和魂




いつも洋楽ばかりうPする、ぼくは偉そうなことは言えません#59123;
STYXでMr.ロボット。どうもありがとう#59120;↓
http://www.youtube.com/watch?v=3cShYbLkhBc

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