【精神科は今日もやりたい放題/内海聡/12年4月初版】
まえに精神患者の側からの告発の本を読みましたが、今度は医者の側からの告発です。
(精神病棟40年の過去記事:http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2012-04-17)
本題に入るまえに、みなさんはインフルエンザの予防接種を受けていますか?
ビッグビジネスですよね。日本では3000円x3000万人=約1000億円/年の市場です。
(参考サイト:http://www.thinker-japan.sakura.ne.jp/dontvaccinated.html)
これってあまり効果がないのはご存知でしょうか。製薬会社は20%の確率で効果があるといいます。医者に聞くと3割といいます。ウイルスはA型だけでも144種類ぐらいあって、そのものスバリのワクチンを注射してないと効き目がありません。ふつうに考えれば数%が当たる確率です。医者の言い分は、「ワクチンは3種類ぐらい混ぜてるし、一応今年はこのウイルスが来るだろうと予想してるので、3割は当たる(効果がある)」というのです。
なんせ3000万本も生産しないといけないので、シーズンの6ヶ月前から生産する必要があり、当てモノになってるんです。製薬会社や医者の言い分を好意的に解釈して、2~3割、確率論からすると数%ほどしか当たらない予防接種。どちらかというとインフルエンザより、予防接種の副作用で亡くなる方のほうが数が多いとの話もあります。
同僚に「なんでそんな注射すんねん」と聞くと、「タダやから」との答え。会社では全員に健康保険組合から費用が出ます。
マスコミはスポンサーである製薬会社に逆らえない、役人は天下り先確保したい、医者も利益になる、保険から出るので利用者もタダ。だれも損してないからエエヤンとの声も聞こえますが、ぼくは打ちません。打たないとインフルエンザにかかるので迷惑や、との雰囲気が会社にあったりします。だからよくこの話を会社でしています。それでもみんな予防接種するんですよねぇ。
新たなマーケットを作るのはとても難しいことです。せっかく出来上がってる1000億円市場を壊す必要はありません。好きで注射を打ってる人もいますから。だけど打たない人間を白い目で見ないで欲しい。ぼくは薬が嫌いなんです^^;
以下も本質的には同じような話です。もし闘病中の方がいるなら、薬は摂取しないほうが治りやすいようです。一度この本を読んでから減薬治療へ舵を切ったほうがいいように思います。きつい表現もありますが、以下に読書メモを。
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<うつ病とは>
こんないい加減な病名はない。しかしこの言語をあらゆる日本人が使っている。これはすべて製薬会社と大手メディアの洗脳がもたらした。
気分が沈む、やる気がしないという状態をうつ病と呼ぶのなら、それはだれにでも訪れる精神状態であり、病気であるというにはあまりに感覚的すぎる。
暴れたり好きな遊びはできるが、仕事ができないことは教科書的にはうつ病であるらしいが(新型うつ病という)これも馬鹿げている。
ひと昔前にうつ病は脳の疾患であり、自分でどうにかできる代物ではないと高らかにうたわれたが、脳のどこの疾患なのか、原因は何なのかきちんと答えられるものは一人もいない。
うつ病にはセロトニンの不足が関係していると多くの医師が訴え、メディアに掲載されてきた。しかしこれは脳科学的にはすでに否定された。にもかかわらず精神医療の現場では、セロトニンを上昇させる薬が使われる。セロトニン濃度が低くないのにセロトニンを上げる薬を使ったらどうなるか、そこには悲劇的な結果が待っている(内容は本書で)。
日本で発売中のパキシル、ルボックス、デプロメールなどの被害は著しいものがある。海外の研究事例はきりがないほど存在する。
・うつ病患者148人を対象にイギリスで行なわれた研究では、服薬していない患者群は6ヶ月で症状が62%軽減したのに対し、投薬治療群ではわずかに33%であった。
・オランダの研究。抗うつ剤による薬剤治療を受けずに回復した患者は、76%でその後一度の再発もなかったのに対し、抗うつ剤の投与を受けた患者では50%だった。
・9508人のうつ病患者を対象にカナダで行なわれた研究。うつ状態の期間が、投薬を受けた患者では平均19週間であったのに対し、薬剤を服用しない患者は11週間であった。この結果から「抗うつ薬による治療は、気分障害の長期経過を悪化させる可能性がある」と結論付けた。
いま、うつ病と呼ばれている多くの人が、ただのノイローゼであったり社会ストレスによるものでしかなく、また一部分は「わがまま病」である。そのことがすべて混同されてうつ病診断になっているため、これだけ社会病と扱われて、かつ治らない数が圧倒的に多いのだ。
2011年より精神医療界の大々的キャンペーンにより、双極性障害(以下躁うつ病)や気分変調症という診断が爆発的に増えてきた。
おもな理由は二つ。一つは今まで統合失調症のみの適応処方であった薬たちを、より売りたいがための戦略。大塚製薬のエビリファイも2012年に躁うつ病治療薬の認可を受けることが決定している。
もう一つはうつ病が治せないことや抗うつ薬の副作用をごまかすための戦略。2012年のNHKスペシャルでも「抗うつ薬を飲んでも治らないうつ病は躁うつ病である」と放送している。
昔は精神分裂病と並んで二大精神病であった躁うつ病が、気分の波ごときで定義されるようなシロモノであるはずがない。
<強迫性障害>
ある青年が風呂に時間がかかる、手洗いを頻繁にしてしまうということで精神科を受診した。ふつうに診断して、強迫性障害だと診断を受け投薬を開始することとなった。薬は以下。パキシル60mg、ドグマチール100mg、メイラックス2mg。パキシルは悪名高いSSRIである。その後このケースはどうなったか。
・家族に対して攻撃的、暴力的な性格に変貌した。
・自傷行為を行なうようになり、自殺願望が強くなった。
・幻覚が出現した。
・発狂したり叫んだりするようになった。
これらは受信まえには何一つ存在しない症状ばかりである。このようなケースは枚挙にいとまがない、それでもあなたは強迫性障害とやらを治療し、薬物を飲もうとするのだろうか。
薬よりもギュッと抱きしめたほうが患者に効くと、なにかの本に載っていました。
Bruce Springsteen -This depression
This is my confession 言わせてくれ
In this depression こんなウツなときは (こんな不況のときは)
I need your heart おまえの愛が欲しい♪
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