金曜は取引先の人と3時ごろまで深酒をしてしまい、土曜日は一日中二日酔いでした。
いろいろ話を聞いてみると、すばらしい人生でした。41歳の取引先の方の人生です。

地方の国立大学に通う、二人の若者が出会って、子供ができました。
双方の家に反対されながらも、二人は大学を中退して結婚。子供を産みます。
生活をするために、彼はガソリンスタンドで働きます。

しばらく働いてるうちに、常連の中小企業の社長さんが来て、
「いつまでこんなとこで油うっとるんや、ウチにこんか」

従業員は100人くらいで3工場ある、金属加工業の会社ですが、
41歳の彼は一生懸命働いたので、工場長の肩書きです。

彼には子供が4人いて、上の二人は国立大学に行っているとのこと。
「社長のおかげで、子供を大学に入れることができました」

ぼくが、「ほんとに、いい人生ですね」というと、
4軒目のショットバーで、彼は何度か目をこすっていました。

同席していた、彼の会社の35歳の後輩君は、
ガソリンスタンドの出会いの場の話は、10回以上聞いてると笑ってました。
いい話なので、いいじゃないですか~。ねぇ。

3軒目のフィリピンバーでは、チークなんか踊ったことがないというまじめな彼の為に、踊れる曲をと、
憂歌団のザ・エン歌を歌いました。みんなでステージでチークです。



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