今週は会社のえらい人のかばん持ちで、武雄温泉に行ってきました。
もちろん生まれてはじめての武雄温泉です。

ふだん僕は安宿にしか泊まらないのですが、
今回は先方のはからいで街で一番の老舗旅館でした。

コンツェルンという言葉は、むかし学校でならいましたが、
地方には、一族経営の豪族企業が結構あります。

本業以外に、ゴルフ場やホテル、
居酒屋からガソリンスタンドまで関連会社にもつような企業体です。

先方はその豪族企業のNo2だかNo3だかの要人です。
ある地域ではよく知られた王様のような存在です。



今回の双方の目的は、パートナーシップの強化です。
まあ簡単に言うと、酒でも飲んで仲良くなろうやというやつです。

さっそくその老舗旅館で、佐賀牛やら蟹やらを食します。
ぼくのミッションは、「ほほう、ふんふん、なるほど、へ~」
などの高度なセンテンスを駆使して、その場を盛り上げることです。

へえ~なるほど。
ほっほう~ ふんふん。

ぼくの高度なセンテンスが効いたのか、場が盛り上がります。

そのうちに、豪族企業のやり手番頭さん(商事だか物産だか出身)が、
夜の街に繰り出そうとかいい始めました。

もちろん要人は忙しいので、一次会で帰ります。

番頭さん曰く、老舗旅館の浴衣姿で、夜の街に繰り出すと、
「モテルとたい」とのことです。

モテルとたい、とか言われると半信半疑ながら、
じゃあ行ってみようとなるのが人情です。

カランコロン下駄を鳴響かせて、夜の武雄を3軒はしご酒です。

ぼくのミッションは、エロ男爵になりきることです。
だってそのほうがみんな、リラックスできるから。重要なのはエロの品格です。

幸運なことに、どこのお店でも、
お姉ちゃん達からぼくのエロ魂は高評価を頂くことができました。

「お兄さん、エロか~」九州のおなごはんに、
エロか~とか言われちゃうと、ぼくも本望です。



翌日も中国地区で似たような夜を過ごし、
雨に濡れたサルのように疲れきってしまいました。

会社に戻ると、メールは真っ赤だし、いろいろと会議で突き上げられるし、なんでしょう。
やっぱり「人生楽ありゃ苦もあるさ」かなあ。



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