からだを救う水の飲み方、選び方 水は最高のサプリメント (講談社+α新書)

  • 作者: 馬渕 知子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/07/21
  • メディア: 新書


【からだを救う水の飲み方、選び方/馬淵知子/16年7月初版】
とりあえず乾杯~
ビールの500mlジョッキを2杯飲みほすと、1Lの水分が体内に入ってきます。
だけどアルコールの利尿作用で、1.1Lの水分が排泄されるそうです。
差し引き0.1Lの脱水・・・

しかも尿として出ていくのは、飲んだばかりのお酒に含まれている水分ではなく、
血液や体液に含まれている大事な水分。体内のさまざまな活動にブレーキをかける。

脱水以外にも、アルコールを代謝するさいにもからだは大量の水を消費する。
酒は水を飲みながら楽しむ習慣を!・・・とのこと。

居酒屋では、ビールをチェイサーに日本酒をよく飲んでたのですが、ぜんぜんあかんやん^^;

ちなみに、カフェイン飲料での水分補給はどうなのか?
コーヒー、緑茶などのカフェイン飲料で水分補給するのもすすめないそうです。
カフェインにはアルコールと同じように利尿作用があり、飲んだ量以上に尿として水分が排泄されることがある。
これも知らない間に水分不足に陥る恐れ。(ビールみたいに数値表示はされてない)

う~ん、1日2L近く緑茶&コーヒーで水分摂取してるんですが、どうしよう。
ポリフェノールやらカゼの予防やら、かなりのメリットがあるので飲んでたのですが。
どうしようかな・・少し緑茶の比率を下げて、水の割合を増やそうかな。
(ググるとここのサイトでは、カフェイン飲料と水、どちらを飲んでも利尿量には大差はないと)

とにかく水をたくさん飲もうという本です。水は最高のサプリメントだと。

まったくそのとおり!なんでしょうけどね。


以下にその他の読書メモを。



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<1日3Lの水が必要>
1日3Lの水分補給は欠かせない。
体を満たしている体液がほんの少しでも足りなくなると、全身の細胞を痛めつけて疾患のリスクをあげてしまうから。




<トイレの間隔>
適切な水分補給が行えていれば、2時間に1回くらいのペースで尿意を催す。
2時間以上たっても尿意がないときは、からだが水分を失わないよう防御している。
裏を返すと脱水が進んでいる。




<魔の時間帯>
心臓病や脳卒中の発作の多くは、
俗に「魔の時間帯」といわれる早朝6時から11時の間に集中しておこる。その一因は脱水。
寝ている間にコップ1杯以上の水分を汗や呼気から失うし、
睡眠中は血圧が下がって血液がゆっくり流れるようになるため、
脱水してると血栓が生じやすくなる。

魔の時間帯での発作を避けるためにも、寝る前にはコップ1杯の水を水分補給する。
この水は命を守る「宝水」。




<なぜ熱中症になるのか>
体温が上昇しそうになると汗をかいて蒸発を促し、打ち水効果で体温を下げる。
ヒトは1時間に1~2Lの汗をかける。1Lの汗が蒸発すると600kカロリーの熱を奪い、
体温を10℃ほど下げられる計算になる。発汗で体温が下げられるのはヒトと馬だけ。

気温と湿度が高く、風が弱く太陽がギラギラしてると熱がこもりやすく、
汗が蒸発しにくいため、熱中症がおこりやすくなる。




<著者がおすすめするミネラルウォーター>
EUは採水地周辺の環境保護が義務づけられているが、日本にはそのような基準がない。
採水地が素晴らしい場所の水を選ぶ。

①利尻島の「甘露泉水」
ケイ素が多いのが特徴。活性酸素を除去する酵素SODの活性を上げる働きがある。

「リシリア」(甘露泉水)(ケイ素入り)2000mlX12

  • 出版社/メーカー: 利尻名水ファクトリィ
  • メディア: その他



②富士山の天然水
ケイ素とバナジウムが多いうえに、水素を多く含む天然の水素水。

アサヒ おいしい水 富士山のバナジウム天然水 2000ml×6本

  • 出版社/メーカー: アサヒ飲料
  • メディア: 食品&飲料



③桜島のミネラルウォーター
高アルカリ性のアルカリ天然水。酸化還元力がマイナス316mvと強烈。
有害な活性酸素を無力化する抗酸化作用に優れている。






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<体重60キロの成人における1日の推定水分出納バランス>



代謝水とは、おもに食事に含まれる3大栄養素をエネルギーとして利用する際に生じる水分。
代謝水は食事量で変わり、食事量は体格で変わるので、体重1キロあたり5mlと計算する。
体重60キロなら60x5=300mlとなる。

不感排泄とは、呼気や皮膚から自覚されることなく空気中へ失われていく水分のこと。
不感排泄は体表面積に依存する。体重1キロあたり15mlが標準値。
体重60キロなら60x15=900ml

どのくらいの水分が必要なのかを意識するのは難しいので、
著者は天然水などの真水から1日3Lの水分補給をすすめている。
健常人なら摂りすぎた飲料水は尿として排泄されるので、出納バランスが大きく崩れることはない。




<野菜の水分量>
野菜の90%以上は水。キャベツ93%、トマト94%、コマツナ94%・・・
日本の野菜消費量は世界的に見て少ない。
1位中国766g、2位ギリシャ659g、3位韓国584g、4位スペイン426g、5位イタリア416g。
日本は290gで10位、アメリカは350gで7位。




<1日に必要なたんぱく質>
たんぱく質は皮膚、筋肉、骨といったからだそのものを作る重要な栄養素。
代謝に関わる各種酵素、免疫を担う免疫グロブリンの材料でもある。

たんぱく質は体重1キロあたり1日0.8~1.0g必要。体重60キロなら1日48~60g必要となる。
運動する人はたんぱく質を消耗しやすいので、その1.2~1.5倍をめどに摂取すること。

たんぱく質は肉、魚、大豆、卵、乳製品に含まれる。
肉や魚は手のひらサイズ、木綿豆腐は1丁300gで、それぞれ20gほどのたんぱく質が摂れる。
納豆1パックで8g、卵1個で6g、牛乳200ccで7gのたんぱく質を含む。




Argerichでラヴェルの「水の精」♪
けっこう好きで、よく聴いてるアルバムです。
瞑想するとき、ブラインイーノかアルゲリッチをチョイスすることが多い。




(関連記事)

【日本人はもう55歳まで生きられない/石原結實/16年4月初版】
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【シリコンバレー式自分を変える最強の食事/デイブ・アスプリー/15年9月初版】
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【最高の休息法】~瞑想のやり方まとめ
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24


今週はめずらしく、海沿いのテラスで呑みました。
気温は16~17度だったので、すこし肌寒かった。11月初旬でテラス席はクローズドだそうです。



またね♪

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