円高ですよねえ。
QE2でFRBは2011年6月までに80兆円規模の量的緩和を続けますし、
ドルは益々安くなるんじゃないかなあ。

いずれ半分の価値のアメロを投入して、対外債務の半減をねらってくるでしょうし、
ニクソンショックみたいに、オバマショックとか後世に言われるのかなあ。

ユーロも、PIGSのギリシャとアイルランドは、とんでしまったし、
スペインとポルトガルも時間の問題かもしれません。
PIGS諸国のユーロの離脱がない限り、ユーロ安も進行しそうな雰囲気です。

PIGS諸国も、ユーロ離脱して、通貨安の恩恵を受けたほうが経常収支も黒字化につながって、
対外債務の返済に好都合のような気もしますが。。

これ以上の円高は製造業にはきついです。。

そろそろ、インフレ、円安の政策を打って欲しいです。
国債発行、政府による需要創出、日銀の国債直接買取⇒円の希薄化、
あたりの思い切った策を期待します。

インフレは現役世代に有利で、デフレはリタイア世代に有利なので、
世代間闘争につながりますが、国際競争や国内雇用を考えると、
ここはインフレ&円安にいってほしいところです。

で、円高メリットですが、個人的な部分で円高メリットっていうのはあんまりないんですよね。

アマゾンUSAぐらいか。(一度登録しとけばあとは簡単)

配送料が、CDの場合で日本のアマゾンは320円、USAが約580円(=$6.99)と260円高いのですが、
本体が安ければ、逆転します。

JPOP以外は、とりあえずいつも比較してます。

今回購入したのは、ジューンクリスティの「デュエット」です。
村上春樹の村上ソングスや、ポートレートインジャズのなかでべたぼめしてます。

あんまりほめるので、前から中古屋やタワーなんかで探してましたが見つからず、アマゾンは高値。
そうだ~USAMAZONだあ!

送料込み価格で、アマゾン=2850円、USAMAZON=約990円
($12弱)USはだいたい2週間で届きます。(中古価格)

以下に村上春樹の「デュエット」の紹介文を抜粋します。

~このレコードだけは、何度聴いても不思議に聴き飽きることがない。
クリスティの歌もうまいけれど、劣らず見事なのはスタン・ケントンのピアノ伴奏で、クラシック音楽でいえば、
シュバルツコップフがジェラルド・ムーアの伴奏でシューベルトの歌曲を歌っているときのような、深い滋味がある。

二人の自在な心の動きと絡みが、そのまま音となって聴こえてくる。
ソロピアノだけの伴奏で歌ったジャズヴォーカルの例はほかにもいくつかあって
(たとえばエラとエリスラーキンズ、トニーベネットとビルエヴァンス)、
それらもぜんぜん悪い出来ではないのだけれど、クリスティとケントンのコンビネーションと聴き比べると、
そもそもの出どころの深さみたいなものがちょっと違っているという気がする。


~LPの構成でいうとB面の5曲を続けて聴くのが好きだ。夜中に一人でウイスキーのグラスを傾けながら、
たとえばスピーカーから流れ出る「Baby Baby All the Time」を聴いていると、ふとこんな風に思う。

結局のところ時は流れ、すべての美しい心持ちもいずれ、灰が崩れるように消えて、無と化していく。
僕らはその明白な事実をただ受け入れていくしかない。

でもある場合にはーある特別な場合にはーそれは空気の中に静かな振動となって残り、
形をべつのものに変えてどこかにひっそりと受け継がれていくのかもしれない。

ジューン・クリスティの声と、スタン・ケントンのピアノに耳を澄ませていると、
なぜかそんなことを考えてしまう。

さすが村上春樹。。June Christy - Baby All The Time♪



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