マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1992/11/30
  • メディア: 文庫


【マキアヴェッリ語録/塩野七生/1988年8月初版】
新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます<_ _>
さて、いよいよ動乱の2013年が幕をあけました。

イスラエルがイランの核施設を攻撃すれば、原油価格は高騰するし、
中国バブルの崩壊により民衆の不満が溜まれば、
共産党支配維持のために尖閣を攻撃してくるかもしれません。
そのとき米国軍は一緒に戦ってくれるのか。
基本的にはフォークランド紛争のときのように、後方支援まででしょう。

通貨安競争にしても、ECB(EU)、FRB(米国)は量的緩和を継続します。
失業率の改善と、約1600兆円(非公式)残っているとされる不良債権処理のためです。

突き詰めると日本は製造業でしか、生き残れない。
基軸通貨国ではないので資源確保には外貨が必要です。それを何で稼ぐか。
製造業以外に何かあれば教えてほしいです。

その製造業は、円高で夏の終わりの蝉のように弱っています。
アベノミクスによってようやく円安傾向に流れてますが、万人受けするものでもないので、
マスコミを中心に安倍叩きは続いています。

2013年、日本は自由(その根底には経済繁栄がもちろん必要)と安全を守れるのか?
安全にはもちろん来るべき大地震への備え、国土強靭化(老朽インフラ整備)も必要です。

マキャベリは言います。

「祖国の存亡がかかっているときは、いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される。
この一事は為政者に限らず、国民一人一人にいたるまで、心しておかなければならないことである。

事が祖国の存亡を賭けている場合、その手段が正しいとか正しくないとか、
寛容であるとか残酷であるとか、賞賛されるべきものか恥ずべきものかなどについて、
いっさい 考慮する必要はない。
何にもまして優先されるべき目的は、祖国の安全と自由の維持だからである」

「人間というものは、困難が少しでも予想される事業には、常に反対するものである」

「自らの安全を自らの力によって守る意思を持たない場合、
いかなる国家といえども、 独立と平和を期待することはできない。
なぜなら自ら守るという力量によらず、運にのみ頼ることになるからである。
人間世界では、自らの実力に基礎をおかない権勢や名声ほど頼りにならないものはない」


衆院で改憲派は9割を超えました。夏の参院選で自民が勝つと、
いよいよ憲法改正への一歩が踏み出せます。そろそろ思考停止(≒逃避)をやめる必要があります。
(9条について;http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2010-12-18

そりゃー、ぼくだって今のままがいい。
円高でワインを安く飲めて、世界が平和で、地震も永久に来ない。
仕事も安定して給料も現状を維持する。甘い考えだと思います。

備えあれば憂いなし。変化は嫌いだけど、変わる『覚悟』が必要な年になりました。

大きな動乱が何もなく、平和がいつまでも続くことを願います。
2013年が終わるとき何もなくてよかった! と言える一年になってほしいです。

(抜粋意訳)
北風が吹いても
つらいことがあっても
光が暗闇を照らし
あなたに希望と平和が訪れることを願う

イーグルスでI Wish You Peace♪バーニーレドンのイーグルスでのラストソングです。





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