人は死なない/矢作直樹 [本/宗教哲学]
【人は死なない/矢作直樹/11年9月初版】
1~2ヶ月前に近所の本屋でビジネス本のベスト10に入ってました。
スピリチュアル系は好きなので手にとって見ると、11年9月の初版本です。
19刷が13年8月に出てたので増刷タイミングで再度のランキング入りか。ロングセラーです。
表紙にもあるように、著者は東京大学大学院の救急医学分野教授で、東大病院の集中治療部部長さんです。
ある意味、臨床医のトップに位置する要職です。
読んで感じたのは素晴らしい人だということ。山男で滑落を2回も体験しています。
学生時代は山のために1日15キロ走り、耐寒対策で部屋に冷暖房を入れず、
雪でもサンダルで生活したそうです。アルプス単独行で生死の極限状況を何度も味わっています。
ふと思いましたが、山男というのは小乗仏教の修行僧に通じるものがある。
東大病院に抜擢されてからは(出身は金沢大医学部)、若い医師や医学部の学生が「自分の身内は、
絶対に東大病院に入院させたくない」と言ってることに驚き、
「自分の身内を、絶対に東大病院に入院させたい」と思えるような職場に変えて行きました。
コードブルーを築き、24時間365日体制にし、東京都から救急救命センターの認定を受ける。
ググればわかりますが、57歳やのに精悍な男前です。
目次は以下。
1.生と死の交差点で
2.神は在るか
3.非日常的な現象⇒(病院での自然科学で説明できない体験や、自分で体験した交霊など)
4.霊について研究した人
5.人は死なない
自分はもっとちゃんと、人のために生きないとダメやな、と読後に感じてしまいました^^;
以下に読書メモを。
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<病院>
現在わが国では死亡人口の8割強が病院で亡くなる。年間約90万人。
全国の病院(20床以上の入院床を有する医療施設)9000の総一般床合計は約90万床。
つまり病院で亡くなる人数を床数で単純に割ったとして、各床当たり毎年一人亡くなる計算になる。
病院で医療に従事するものは、日常的に人の死や、重篤な容態からの回復に立ち会うことになる。
<人の幸不幸とは/非日常体験をした女性の言葉>
かつての私は人の幸、不幸を見た目で判断していました。
自分が今のような状態になってみてはじめてそれが誤りで、
本人が自らの置かれた現実を受け入れ肯定していれば、それでいいのだと知りました。
「あるがまま」に受け止める。悪い状況は永遠に続くわけではなく、
その後はより良いものが得られるんだと実感しています。
<紹介されてたスピリチュアル本>
・坂本政道「体外離脱体験」:東大物理学専攻。徹底した物質論者で、
精神活動も含めてすべての現象は物質とエネルギーで説明できると固く信じていたが、
自ら体外離脱体験を何度も経験し、自分の考えが間違いであり、
人間の本質は肉体から独立して存在する非物質のものであることを感得。
・レイモンド・ムーディ「かいまみた死後の世界」「光の彼方に」:バージニア医科大学で博士号取得。
在学中に体験談を聞き、死後の研究に入る。
・マイクル・セイボム「あの世からの帰還」、メルヴィン・モース「臨死からの帰還」、
ケネス・リング「霊界探訪」、ダニオン・ブリンクリー「未来からの帰還」
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<スウェーデン・ボルグ>
スピリチュアリズムを知る上で、外すことのできない人物が、
近代スピリチュアリズムの祖と呼ばれるエマヌエル・ スウェーデン・ボルグ(1688~1772)。
彼は医学を含む20の領域にわたり現代科学の礎となるような最先端の研究成果を残し、
著作は150冊にのぼる。医学における人間の体の研究から心の研究に移行し、
霊的な覚醒を機に公職を辞し、20年余り心霊研究に没頭し、霊性に関する20余りの著作を残した。
<シルバー・バーチ霊>
スウェーデン・ボルグと並ぶもう一つのビッグネームがシルバー・バーチ。といっても霊。
モーリス・バーバネルは1920年18歳のとき、
3000年前に地上生活を送ったというシルバー・バーチと名乗る霊から通信を受けたという。
その後1981年までの61年間にわたってバーバネルが霊媒役を担い、12巻の霊言集として刊行された。
それが与えた影響はスピリチュアリズム史上最大のものとされている。
僕は広い世界中を見てきたけど♪
まったく覚悟ができていなかった
震え始める僕
大理石のように青白い肌
血のように赤い唇
僕の驚きを想像してみて欲しい
君は永遠にいなくなったと思っていた
告白するよ 君がいなくて淋しかった
ミス・ゴースト
僕はそっちにいくつもりはない
だけど君をここに迎えられてほんとに良かった
ドンヘンリーでミスゴースト
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ある意味 こういう世界のことを
そういうお医者さんが著されたことに
心地よい驚きを感じますね^^)
しかし霊感などとは程遠い自分には
1000年以上の修行が必要でしょうねぇ・・・(涙)
by 獏 (2013-12-03 21:44)
>「あるがまま」に受け止める。悪い状況は永遠に続くわけではなく、その後はより良いものが得られるんだと実感しています。
似た言葉はよく使われますが、体験のもとに言える方はそうそういらっしゃらないですね^^
スウェ―デンボルグ、シルバーバーチも久々でなぜか嬉しいですw
by 川島 (2013-12-03 22:37)
獏さんこんにちは~
ぼくも霊感ありません。
あったら怖い目に会いそうなので、なくて良かったです。
by don (2013-12-06 12:39)
川島さんこんにちは~
憑依により、体を乗っ取られてビルから飛び降りし、
重症になった人の言葉です。
世の中には不思議なことがあります。
by don (2013-12-06 12:41)
この方出演(山本晋也)のテレビ番組、ヨウツベで見てみました!
ものすごくお若いですねー。 お肌もつるつるです~^^;
山本 「先生は死、というものをどうとらえてますか?」
先生 「お疲れさま、というとりあえずのこの世でのゴールだと思ってます」
というところが印象深いです・・・
by みかん (2013-12-06 14:10)
みかんさんこんにちは~
僕も今検索して見てみました。
う~ん、やっぱり若い。俳優みたいですね。
仕事にすべてをかけてる人は、カッコイイです。
by don (2013-12-07 13:25)