村上春樹/走ることについて語るときに僕の語ること [本/文学芸術]
ぼくが村上春樹をはじめて読んだのは、
デュランデュランとホール&オーツが全盛の時代です。
大森一樹監督で映画化された「風の歌を聴け」。
ジェイズバーを撮影した店(ハーフタイム/三宮)も、
87年の頃にはファンが高じてしばらく通ってました。
この本は自叙伝です。(2007年刊、ランナー視点)
エッセイでもここまでは語ってないですね。
特に大学を卒業して店を始めて、小説家になるまでのところが面白い。
それなりの苦労話もあります。
奥さんに関する描写も、40代前後の刊では、
女はたまらんなという論調が多かったですが、
この本ではリスペクトして書かれています。
そういう意味では品位がある。
肉体と精神は一致するかも、とのくだりは、
短距離タイプの自分から考えて妙に納得しました。
村上春樹は1回/年フルマラソンと1回/年トライアスロンをやってる、
相当にストイックなおっさんです。
趣味は英語の翻訳だし、ぼくにない資質ばかりでうらやましいです。
中古LPレコード収集のマニアで、平気で1日レコード屋にいるようですが、
購入ジャンルは、ジャズ7割、クラシックが残りでロックは少々とのこと。
走りながら聞く曲についての描写要約は以下。
「ストーンズのベガーズバンケットを聞きながら走った。
その前日は、クラプトンのレプタイルを聞きながら走った。
どちらもけちのつけようのない音楽だ。
心にしみるし何度聞いても飽きない。」
トライアスロンに関する曲は、
バイクにブライアンアダムスの「死ぬまで18歳」とかいてるそうです。
バイクはきついらしくてハードな時は、死ぬまで18歳のリフを口ずさみながらこいでるそうです。
ブライアンアダムスで死ぬまで18歳♪
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[嬉しい顔]
そうなかなか深いい話の本ですよね。
↓
http://playlog.jp/kazpapa/blog/2007-10-31
1Q84 BOOK3が楽しみですね[嬉しい顔]。
by kaz papa (2010-01-10 21:40)
kazpapaさんこんばんは!
すでに読まれてましたか[嬉しい顔]
book3楽しみです。
by don (2010-01-10 22:57)