SSブログ

村上春樹/走ることについて語るときに僕の語ること [本/文学芸術]


走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: ペーパーバック


ぼくが村上春樹をはじめて読んだのは、
デュランデュランとホール&オーツが全盛の時代です。

大森一樹監督で映画化された「風の歌を聴け」。
ジェイズバーを撮影した店(ハーフタイム/三宮)も、
87年の頃にはファンが高じてしばらく通ってました。

この本は自叙伝です。(2007年刊、ランナー視点)
エッセイでもここまでは語ってないですね。
特に大学を卒業して店を始めて、小説家になるまでのところが面白い。
それなりの苦労話もあります。

奥さんに関する描写も、40代前後の刊では、
女はたまらんなという論調が多かったですが、
この本ではリスペクトして書かれています。
そういう意味では品位がある。

肉体と精神は一致するかも、とのくだりは、
短距離タイプの自分から考えて妙に納得しました。

村上春樹は1回/年フルマラソンと1回/年トライアスロンをやってる、
相当にストイックなおっさんです。
趣味は英語の翻訳だし、ぼくにない資質ばかりでうらやましいです。

中古LPレコード収集のマニアで、平気で1日レコード屋にいるようですが、
購入ジャンルは、ジャズ7割、クラシックが残りでロックは少々とのこと。

走りながら聞く曲についての描写要約は以下。
「ストーンズのベガーズバンケットを聞きながら走った。
その前日は、クラプトンのレプタイルを聞きながら走った。
どちらもけちのつけようのない音楽だ。
心にしみるし何度聞いても飽きない。」

トライアスロンに関する曲は、
バイクにブライアンアダムスの「死ぬまで18歳」とかいてるそうです。
バイクはきついらしくてハードな時は、死ぬまで18歳のリフを口ずさみながらこいでるそうです。

ブライアンアダムスで死ぬまで18歳♪



(広告)



nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 2

kaz papa

[嬉しい顔]

そうなかなか深いい話の本ですよね。
  ↓
http://playlog.jp/kazpapa/blog/2007-10-31

1Q84 BOOK3が楽しみですね[嬉しい顔]。
by kaz papa (2010-01-10 21:40) 

don

kazpapaさんこんばんは!
すでに読まれてましたか[嬉しい顔]
book3楽しみです。
by don (2010-01-10 22:57) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。