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「雑文集/村上春樹」の感想 [本/文学芸術]



村上春樹 雑文集 (新潮文庫)

村上春樹 雑文集 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/10/28
  • メディア: 文庫


<雑文集/村上春樹/11年1月初版>
今週は桜が満開ですね!
広島の桜も、九州の桜も。
神戸福原桜筋の桜も妖しく咲き誇ってました。

九州で泊まりの出張があったので、旅の共に「雑文集」もって行きました。
これまで未収録のエッセイなんかを中心にしたものです。
エルサレム賞受賞スピーチ「壁と卵」も収録されてます。

やっぱり本人の日本語訳はいいなあ。
彼の文体が好きでいつも癒されてる読者としては、だれかの日本語訳よりよっぽどいい。
なんかこう、グッとくるものがあります。

音楽についての雑誌向けのエッセイがいいです。
なぜか彼の文章を読んでると、無性にその音楽が聞きたくなる。
出張中はウオークマンXを持参してたので、たいていの聞きたい曲は聴けました。

ジャズベースのビルクロウの項では、
スタンゲッツやジェリーマリガンやポールチェンバース、レイブラウンなんかが聞きたくなります。

ビリーホリデイやセロニアスモンクやビーチボーイズ、
ビートルズなんかも聞きたくなること請けあいです。(ドアーズも)
短編ごとに聞く曲を変えてたので、結構せわしなかった。
そういえば今回はクラシックの話はなかったかな。。

泊まりの出張のときは、時間があれば散策するのが好きです。
今回は小さな街の旅館の裏山に登ってみました。満開の桜に誘われちゃいました。
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小山だけど結構な階段です。
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革靴ではちょっとしんどい山道
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もう少しです。
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山頂からの小さな街の眺めです。
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帰りは九州新幹線の「さくら」にのりました。内装の色が違うかな。

トムウエイツでYou Can Never Hold Back Spring、春は必ずやってきます。




今週読んだ他の本です。宅急便を規制や業界と戦いながら、
日本に根付かせたクロネコの社長の経営哲学本。

小倉昌男 経営学

小倉昌男 経営学

  • 作者: 小倉 昌男
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本



MK,ダイソー、ドトール、イエローハットの4人の社長の哲学です。
社長には2種類のタイプがあります。仏のような(本人いわくですが)タイプと、
おい!こら!と怒鳴りあげるタイプです。どうもダイソーの社長は後者のようです。

社長の哲学

社長の哲学

  • 作者: 青木 定雄
  • 出版社/メーカー: 致知出版社
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本



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コメント 20

ゆうのすけ

こんにちは!御訪問・nice!ありがとうございます!^^
by ゆうのすけ (2011-04-09 22:14) 

せいじ

ダイソーって創価学会の
池田大作の「大」と
創価学会の「創」をとってダイソーって話し。
ホントかなぁ~?
by せいじ (2011-04-09 22:18) 

don

ゆうのすけさんこんばんは!
こちらこそありがとうございます。
by don (2011-04-09 22:58) 

don

せいじさんこんばんは!
むかしから良く聞く話ですね。
どうなんでしょう。本を読んでも
そこはわかりませんでした。
by don (2011-04-09 23:11) 

しげ

はじめまして。
ご訪問ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします^^
by しげ (2011-04-09 23:45) 

松本ポン太

村上春樹は「海辺のカフカ」「ノルウェイの森」の2作しか読んでないですが、スラスラハマってしまうような文体ですね。
ボクはあえて深みにハマらないように遠ざけています(笑)。
by 松本ポン太 (2011-04-10 00:33) 

銀狼

ご来訪頂きまして、ありがとうございました^^
by 銀狼 (2011-04-10 03:08) 

haku

ご訪問ありがとうございます♪
これからも宜しくお願い致します!
by haku (2011-04-10 09:00) 

デュプレ

訪問&ナイスを有難う御座いました。

ビル・クロウと言えば私の中では「さよならバードランド」なのですが
普通の作家や評論家の文章と異なり一緒に演奏した仲間で
なければ解らない処の描写に惹かれます。
仲間意識と云うのか温かいものを感じます。

そう感じるのは村上春樹の翻訳が素晴らしいからなのでしょうか?
by デュプレ (2011-04-10 12:01) 

don

しげさんこんにちは!
こちらこそよろしくお願いします。^^
by don (2011-04-10 14:09) 

don

ポン太さんまいどです!
小説よりエッセイのほうがおかしみが感じられるので、
おすすめです。深みにはまってみたらいかがでしょうか♪
by don (2011-04-10 14:11) 

don

銀狼さんこちらこそありがとうございました!
by don (2011-04-10 14:12) 

don

hakuさんこんにちは!
こちらこそよろしくお願いします^^
by don (2011-04-10 14:13) 

don

デュプレさんこちらこそありがとうございます!
まずはビルクロウの人柄なんでしょうね。村上氏いわく、
デイビスの自伝なんかと違って、サイドメン(リーダーアルバムなし)
の書いたもののほうが、まわりの情景がよくわかるそうです。
ビルクロウには文才もあるようです♪
by don (2011-04-10 14:19) 

ゆうてん

日本の宅急便ってすごいらしいですね。

「配達時間精度の高さ」「安全確実に届けてくれる信頼度の高さ」は世界でもトップの水準だそうですね。

何事も、最初に考えた人はスゴいですね。

by ゆうてん (2011-04-10 22:10) 

mignon

桜きれいですね。パッと咲いてパッと散るところが潔くてすきです。
ところでクロネコさんのことは諸説色々昔から聞いていたので、その社長が書いた本となるととても気になるところです。
しかし荷物の送り方も変わりましたね。翌日に着くなんて考えられませんでしたよね。旧国鉄も駅止めなんて色々あったし郵便小包も紐を何重にもかけた物がお爺ちゃんのところから送られてくるきたのを覚えてます。
by mignon (2011-04-11 16:31) 

don

ゆうさんこんばんは!
むかしは宅急便なんか縁がなかったですが、
いまはツタヤディスカスやらAMAZONやら、
はやく!待てない!と1日できますもんね~。
この便利さ、すごいことだと思います。
by don (2011-04-11 21:55) 

don

migononさんこんばんは^^
タイトルはかたいですが、水戸黄門のように
おもしろい1冊です。サクセスストーリーですから。

今日の新聞広告(クロネコの130億円義援金)は
おどろきました。この本よんで小倉さんの哲学知ってるだけに
人の想定の上を、さすがについてくるなあと。

ヤマトは自己資本比率58%の有料会社です。
売上1.2兆円、経常利益は約600億円、ROSは5%です。

ROS1%さしだすなんて正気の沙汰ではないです。
超優良企業の余裕か。しかしほんとにさすがです。正直
新聞広告よみながら涙がでそうになりました。

13億個/年の荷物でひとつにつき10円を価格上げずに寄付
するというシステムです。えらべるなら義援金につながる
ヤマトで、ぼくは送ります。




by don (2011-04-11 22:25) 

人間国宝

クロネコの10円寄付はいい話ですね。
ps.Donさんにはいつも感心しますが、どうすればそれだけの情報を吸収できるのでしょうか?
by 人間国宝 (2011-04-12 18:28) 

don

国宝さんこんばんは!
じつは僕も、国宝さんのセンスに脱帽してます。
心底やさしさを感じてます^^

ちなみにぼくは、奥さんいわくなんのとりえもない、
つまらん男らしいです(涙)
by don (2011-04-13 01:08) 

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