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反社会勢力その組織と実態 警察庁指定21団体~六代目山○組2014年最新組織図他 [本/ルポ社会]



反社会勢力―その組織と実態

反社会勢力―その組織と実態

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジェイズ恵文社
  • 発売日: 2014/08
  • メディア: 単行本


【反社会勢力その組織と実態 警察庁指定21団体/笠倉出版社/14年9月初版】
なんかこういう本を見つけると、つい読んでしまいます。子供のころ銭湯に行くと、色とりどりの墨を入れた方々がいて、風呂につかりながらいろんな話をしました。今でも覚えてるのは、風呂の水面をちょっと丸めた掌で叩き、「どうや、馬の蹄の音がするやろ、カッポカッポ」 懐かしいなぁ・・・

第1章:警察庁指定21団体その組織と実態
第2章:反社会勢力との遭遇
第3章:反社会勢力団体の生態
第4章:反社会勢力団体のアングラマーケット
第5章:反社会勢力の撃退法

第1章は、21団体のルーツや成り立ち、近況について、それぞれ4pずつ書かれています。wikiよりは詳しいので、その手の話が好きな人には面白いかも。山○組だけは12pも使って、組織図やら顔写真つき執行部紹介やらと盛りだくさんです。とくに司忍組長のカラー写真が4pも掲載されてます。六代目、おしゃれなんですよね。
ちなみに21団体はwikiに明記されてます。

第2章は、体験者は語るコーナーです。一般人がヤクザと遭遇した時の体験談を語っている。

第3章は、関東○合や、怒羅権なんかのルーツや成り立ち、近況が面白い。

第4章は、闇金、ドラ○グ、詐欺、裏A○業者の話。

第5章は、撃退法はあるのかという。工藤會は一般人や県警元警部を撃ったり、店に放火したり手のつけようがない状況。福岡の好戦的な県民性という一言でかたずけていますが。。工藤會、平成24年に「特定危険指定暴○団」の指定を受けた、全国で唯一の団体です。


以下に読書メモを。


<六代目山○組2014年最新組織図>
(クリックで拡大)
DSC_0450.JPG




<世界の麻○事情>
世界の年間麻○取引額は、世界中の自動車取引額を上回る約3000億ドルを超えると言われている。ほぼ原油の取引額に匹敵する。そんな麻○という商品の90%は、タイ、ラオス、ミャンマーの国境にある「ゴールデントライアングル」と、トルコ、イラン、アフガニスタン、パキスタンを三日月状に貫いて拡がる「ゴールデンクレセント」の2大拠点で生産されている。

この2大ゴールデンエリアのいずれにも接しているのが中国だ。中国が現在世界中の麻○取引の一大中継国になっていること、そして国内に夥しい数の薬物常用者を抱える要因はそこにある。「国家禁毒委員会」によれば、中国の麻○常用者は116万人という膨大なものであり、年間20%のペースで増加している。

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<ベネッセの名簿流出は闇社会の仕業>
捜査関係者は、どう考えても確信犯としか思えないと首をかしげる。名簿2300万件を250万円で名簿業者に売って逮捕された39歳の派遣社員。1歳の赤ん坊がいるのに250万円で一生を棒に振るのか。「服役して3年、別のところにコピーを隠しておいて、出所して闇名簿業者に切り売りするのでは。3年先でも需要はたくさんある。やり方次第では数千万円のカネになる」派遣社員は、闇社会に弱みを握られ、もっと膨大な名簿を奪われたという説もある。




<大阪の半グレ「強者」>
全盛期の「強者」は西の関東連合を目指すと、よく口にしていた。だが強者は山○組の三次団体がケツ持ちをしていた。素行不良が問題視され、その組織との関係は切れ、その後別の組織の下部組織のようになっていった。暴○団に籍を入れず、暴○団と対抗できる力を持つのが半グレとされているが、関西は暴○団の縄張りが厳格であるため、半グレといえど暴○団の下請けでしか存続できない。

東京は経済規模が他と比べて群を抜いて大きく、半グレがシノギにありつける余地があり、関東○合や怒羅権といった集団を生む土壌があった。地方は既存勢力の締め付けが強く、半グレが力を発揮する機会がない。




<なぜ闇金の従業員は半グレばかりなのか>
暴対法の影響。暴○団員であることのメリットは著しく低下した。暴○団員というだけで銀行口座は作れず、ローンを組むこともできず、揚句はゴルフ場でプレーすることも、ホテルに泊まることも、レンタカーを借りることともできないような状況では、当然ながら新たに暴○団になろうという若者は激減する。

そこまでは良かったが、行き場を失った彼らが大挙して闇金業界へ流れ込んでしまった。暴○団は通常、自分の縄張りの中で断りもなく悪さを働く素人を容認しないが、自分の手ではできないこともあり、潰すよりもそこからカネを吸い上げる道を選んだ。



オレはヤ○ザ♪
愛のヤ○ザさ♪

スティーブ・ミラー・バンドで、ギャングスター・オブ・ラブ♪


関連図書:
【ヤクザ1000人に会いました/鈴木智彦/11年4月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2011-06-04

【笑う裏社会/島田文昭/13年2月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-04-15

【ヤクザと原発 福島第一潜入記/鈴木智彦/11年12月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2012-02-25

【やくざと芸能と/なべおさみ/14年5月】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-07-22

【詐欺の帝王/溝口敦/14年6月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-10-04

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コメント 6

獏

その業界の人に読んでもらって
感想を聞いてみたいですね~☆(^w^)

by 獏 (2014-12-04 07:38) 

don

獏さんこんにちは~
けっこう喜んだりして。[__犬]
by don (2014-12-04 12:42) 

heroherosr

若いころにゲーム会社にいて(会社は当然扱っていませんがポーカーゲーム機があった時代です)、ゲーム会社に入ったつもりがカラオケも扱っていて適性からかカラオケの担当になり、まだカラオケルームが出る前ですから夜に繁華街で働くことになり、となるとゲームでもカラオケでもヤ〇ザ屋さんとの接点が多かったです。
怖い思いをしたこともありましたが、今となってはいい思い出です。
by heroherosr (2014-12-05 17:37) 

mignon

お風呂屋さんでコミュニケーションですか。
昔は義理人情があったんでしょうね。

今は入れ墨の方は入れませんものね。

でもやっぱり怖い。
by mignon (2014-12-05 17:38) 

don

heroherosrさんこんにちは~
カラオケルーム(BOX?)が出る前といえば、80年代の半ば
ぐらいでしょうか。昔はステージ付のカラオケスナックで飲んで
ましたよね。今思うと、あれは結構勇気いりますよね^^
仲間内でボックスで飲むのが、やっぱり心地よいかも[__犬]
by don (2014-12-06 10:56) 

don

mignonさんこんにちは~
そうなんですよ。今は刺青の人、入れないですよね。
子どもが(けっこうおしゃべりだった)聞くと、なんでも
応えてくれました。
「これつくるの痛い?」
「これはなんの絵?」

背中一面の豪快な刺青を見る機会がなくなりました[__犬]

by don (2014-12-06 10:59) 

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